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再帰SQL

ITコーディネータのシュウです。

autumn-leaves_00121

紅葉が好きなので、今回も紅葉の写真をアップしました。皆さんはどうですか?
先日、ITコーディネータのイノベーション経営セミナーに参加した時に、あるコンピュータメーカ:F社の方が、ハッカソン、アイデアソンについての取り組みを説明をされていました。そこではさくらで東北地方を元気にしようということで、いろんな立場の違う方たちが短期集中的に意見を出し合って、アイデアを作り上げたという内容でした。確かにある会社だけで考えるよりは、素晴らしいアイデアが作れそうな気がしますね。画期的な取り組みだと感じました。
ファシリテーションを如何にうまくやれるかとか、実際にサービスに結び付けるところまで持って行けるのかとか、いろいろやる上では課題もありそうにも思えますが、今後はこういう「共創」ということもより増えて行きそうですね。

<本日の題材>

再帰SQL

前々回前回の続きで、階層構造のデータの表示を、再帰SQLを使用して行うという内容を取り上げたいと思います。階層構造のデータとして、部署データを使います。

CREATE TABLE 部署マスタ(
  部署NO    VARCHAR2(5)
, 部署名    VARCHAR2(40)
, 親部署NO  VARCHAR2(5)
, CONSTRAINT PK_部署マスタ PRIMARY KEY (部署NO));

INSERT INTO 部署マスタ VALUES('10000', '人事総務部', null);
INSERT INTO 部署マスタ VALUES('20000', '経理部', null);
INSERT INTO 部署マスタ VALUES('30000', '開発企画部', null);
INSERT INTO 部署マスタ VALUES('40000', '営業部', null);
INSERT INTO 部署マスタ VALUES('11000', '人事課', '10000');
INSERT INTO 部署マスタ VALUES('12000', '総務課', '10000');
INSERT INTO 部署マスタ VALUES('13000', '教育課', '10000');
INSERT INTO 部署マスタ VALUES('21000', '経理課', '20000');
INSERT INTO 部署マスタ VALUES('31000', '企画課', '30000');
INSERT INTO 部署マスタ VALUES('32000', '開発課', '30000');
INSERT INTO 部署マスタ VALUES('33000', 'システム課', '30000');
INSERT INTO 部署マスタ VALUES('41000', '第一営業課', '40000');
INSERT INTO 部署マスタ VALUES('42000', '第二営業課', '40000');
INSERT INTO 部署マスタ VALUES('32100', '基礎研究グループ', '32000');
INSERT INTO 部署マスタ VALUES('32200', '商品開発グループ', '32000');

この部署マスタの階層情報を、START WITH句、及びCONNECT BY句を使用したSQLで検索すると、以下のようになります。

SELECT 部署NO, 部署名, 親部署NO,
  LEVEL, SYS_CONNECT_BY_PATH(部署名,',') AS 経路
  FROM 部署マスタ
 START WITH 親部署NO IS NULL
 CONNECT BY PRIOR 部署NO = 親部署NO
 ORDER SIBLINGS BY 部署NO;

結果は以下です。
oracle_kaisou_busyo

これを、再帰WITH句を使った再帰SQLで表現すると以下のようになります。

WITH REC_BUSYO(部署NO, 部署名, 親部署NO, 階層LEVEL, 経路) AS(
SELECT 部署NO, 部署名, 親部署NO, 1, 部署名
  FROM 部署マスタ
 WHERE 親部署NO IS NULL
UNION ALL
SELECT b.部署NO, b.部署名, b.親部署NO,
  a.階層LEVEL+1, a.経路 || ',' || b.部署名
  FROM REC_BUSYO a, 部署マスタ b
 WHERE a.部署NO = b.親部署NO)
SEARCH DEPTH FIRST BY 部署NO SET Sortkey
SELECT * FROM REC_BUSYO;

結果は以下です。
oracle_kaisou_busyo_saiki

WHERE のa.部署NO = b.親部署NOで、PRIOR 部署NO = 親部署NO の部分を代わりに表し、SEARCH DEPTH FIRST BYのSERCH句を使って深さ優先探索(探索対象となる木の最初のノードから、目的のノードが見つかるか子のないノードに行き着くまで、深く伸びていく探索)順にソートすることで、ORDER SIBLINGS BYの階層順序を壊さずにソートすることを代用しています。

SQL Serverでも同様のことを再帰SQLで試してみました。

WITH REC_BUSYO(部署NO,部署名,親部署NO,階層LEVEL,経路) AS(
SELECT
  部署NO, 部署名 ,親部署NO
, 1,  CAST(部署名 AS NVARCHAR(4000)) AS 経路
  FROM 部署マスタ
 WHERE 親部署NO IS NULL
UNION ALL
SELECT
  b.部署NO, b.部署名, b.親部署NO
, a.階層LEVEL+1, a.経路 + N',' + b.部署名
  FROM REC_BUSYO a, 部署マスタ b
 WHERE a.部署NO = b.親部署NO)
SELECT * FROM REC_BUSYO
ORDER BY 部署NO;
sqlserver_kaisou_busyo_saiki

※経路のところで、CASTでNVARCHAR(4000) に変換しないでそのままで実行すると、
メッセージ240、レベル16、状態1、行1
再帰クエリ"REC_BUSYO" の列"経路" で、アンカーの型と再帰部分の型が一致していません。
のようなエラーが出ました。

今日は以上まで

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